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真柏
価格
¥450,000
推定樹齢 70年
真柏(Shinpaku Juniper)
──清雅なる古木美を凝縮した、日本盆栽の最高峰**
真柏(しんぱく)は、日本の高山帯に自生するビャクシンの一種で、古来より“盆栽の王道”として国内外で最も高い評価を受ける樹種のひとつです。厳しい自然環境に耐えながらも力強く生き抜くその生態は、盆栽において「幽玄」「枯淡」「生命力」といった日本的美意識の象徴として位置づけられています。
本樹種の最大の魅力は、**立ち枯れ(シャリ・ジン)**と呼ばれる白い枯れ肌の造形美にあります。長年の風雪に削られ、自然が彫刻したようなシャリの走りは、一本ごとにまったく異なる造形を持ち、人工では決して生み出せない迫力と品格を備えています。
葉性は繊細かつ緻密で、柔らかい鱗葉が密に込み合いながら伸びるため、仕立てによって躍動感のある枝流れや、懐の深い葉組を作ることが可能です。幹肌は時間とともに赤褐色から黒味を帯び、古木感が一層強まり、シャリとの対比が美術工芸のような完成度を見せます。
育成面では、耐寒性・耐乾性に優れ、日照を好むため、適切な管理環境さえ整えば長期にわたり安定して鑑賞できる点も真柏の大きな特徴です。剪定・針金掛け・葉性調整などの手入れによって、年々風格が増し、所有者と共に“作品”として育っていく喜びを味わえます。
今日、真柏は国内のみならず海外市場でも高値で取引されており、盆栽の中でもとりわけ資産価値が高い樹種として認知されています。シャリの美しさ、幹のうねり、枝配り、葉性……そのすべてが揃った個体は希少で、一樹ごとに唯一無二の価値を持つ“芸術品”といえます。
数量
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